沼黒の内屋敷 旧大里町の沼黒地区には正福寺という寺があり、その周辺の小字がとても魅力的なものがそろっている。 正福寺付近を字「内屋敷」、東側を「東屋敷」、西を「西屋敷」・・・まんまである。 そして南側には字「竹ノ内」という怪しさ満点の小字がズラリと並ぶ。 ふむ、これは調査しないわけにはいかない。 その正福寺に来てみたが・・・どうやら無住の寺のように見える。 まずはそのお墓で最も立派な墓を探してみる。 意外と墓地がその地の土豪を弔った板碑があったりするので、ヒントを得る意味で探しに行く。 ふむ、これはいい宝篋印塔だ。 手掛かりになりそうなのはこの宝篋印塔だけで、板碑などは見られなかった。 もっとも板碑の分布図などがあればよりよいヒントになるのであろうが・・・ さて、周辺を歩いてみるが、当然堀や土塁などは見当たらず。 水路ならあるが堀に直結するのは安易過ぎる。 まがい地めぐりなんてこんな感じという典型的なケースであろう。 ちなみにこの集落は南西300mの所に和田吉野川が流れており、この集落はその自然堤防上に位置している。 逆光で写真写りが悪いが西屋敷の方向。 茂みは丁度屋敷林のようで、周辺に比べて若干高い。 段々グルグルと周っている為か、住民の方々の冷ややかな視線をちょっと感じるようになってきた。 近くでワンちゃんも吼えている事だし・・・ここの調査は終了! [0回]PR