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一色氏館(愛知県西尾市)


一色氏館推定所在地


埼玉県幸手市に住んだ幸手一色氏の故郷、というか一色氏一族の故郷。
足利泰氏尾張守に就任した時、吉良庄の地頭桜井判官俊光の娘との間に子をもうけた。
その子が長じて一色公深となったのが始まりであるという。
元応元年(1319)に公深は長男頼行に吉良庄の地頭職を譲って、次男範氏を伴って埼玉の幸手の地に去っていったのであった。
なんか最後がダジャレになってしまったが、今回の探訪で唯一徳川家康に関係ない埼玉移住の三河武士である。

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昨日、西尾市の図書館で資料漁りしていて初めてここ安休寺が一色氏館の有力候補地であると知った。
それで行こうとしたのだが・・・道が狭い、慣れない車なので尚更圧迫感を受けたりも。
狭い路地を抜けたらそこには安休寺の山門があった。
寺って全体的にどうも人を寄せ付けない雰囲気がある、神社は参拝で平然と入っていけるのに。

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いきなり入るのも気が引けたのでグルグル廻りを回っていたら・・・碑を見つけた。
思い切り旧字で「一色氏発祥の地」と書かれている。
これを見てようやく一色氏館候補地に到着したと実感できた。

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周囲は宅地になっている上、一色氏が実質五十年ぐらいしか住んでいなかった為か、有力な遺構はないようだ。
でも石碑の置いてある空き地の一部にはお堂付の土盛りがあり、なんとなくそれらしさはある。

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