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宮寺館

ようやく(個人的な)正月がやってきた。
となると正月にする事と言えば・・・城館探訪である。
しかし、午前中は私用で費やしてしまったので、時間がない。
そこでちょっと足を伸ばして入間市へ。

●宮寺館(埼玉県入間市)

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村山党の村山頼家の子家平が宮寺郷に住み宮寺五郎を名乗ったのが始まりという。
その有力地としてここ西勝院がある。
早速境内の見学をさせて頂く事に。

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山門の脇には宮寺氏の館を示す標もあり。
宮寺氏の解説を記した案内板は境内にある。
お寺の方に見学をする旨を伝え、早速土塁へ向かう。

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解説板と土塁。
既に南東部分と山門脇ぐらいしか土塁は残されていないが、この保存状態は良い。
しかも外側に若干浅くなっているが空堀がある。

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お寺の方に聞くまで知らなかったが、西勝院の北東にある三ヶ島製材さんの北側にも解説板が。
こちらはガラスケースの中に筆で書かれており、境内の解説板より熱い。

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しかも館跡の図面付きというゴージャスさ。
それにしても「字城腰」っていい名だ。
でもこの図を見ると宮寺館って方形館の概念で見ると矛盾があるような・・・。
戦国期あたりになると西勝院を西端として東に曲輪を作ったのかも知れない。

実は戦国期の後北条氏にも宮寺氏は本貫地を持ちつつ仕えているのだが、
当館は南北朝期には新田氏の配下である加納氏が居住していたりして、混乱がある。
まだ入間市は小字を調査してないので、早々に調べる必要があるかも知れない。

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