愛車謝恩城館探訪 その4 桐生市を後にして車は山沿いに西に走る。 渡良瀬川の川沿いには幾つかの城館跡があったのだが、今回はパスして目的地に直行。 次なる目的地は現在みどり市になっている旧大間々町の高津戸城である。 ●高津戸城(群馬県みどり市) 渡良瀬川の急流が洗う絶壁上にそびえる山城で、個人的には結構好きな城であったりする。 とはいえ実は今回が2回目なので、じっくりとその遺構を堪能したい。 実はこの三の曲輪までは自動車で乗り入れ自由であったりする。 かってここにあったという堀切が埋没させられてしまっているのが残念なので、 いつか復元して欲しい所でもある。 駐車場にある展望台からはかっての大間々町市街地が渡良瀬川越しに一望できる。 今回は天気がイマイチなのが残念であったが、それでもよく見えている方だと思う。 川底めがけて掘りぬかれたこの竪堀は見ごたえあったり。 今ではだいぶ緩くなっているが、当時はかなり鋭く掘られていたのだろう。 本曲輪にある要害神社。 この「要害」って名前がいかにも城館探訪者へのご利益がありそうな名前でよい。 今後の探訪を祈願してお参りをしてきた。 城内はそこそこ歩道が整備されており、一般の方々もチラリチラリと居られた。 平場が段々状に見えるこの角度もなかなか(木が邪魔して見づらいのだが・・・) 本曲輪の東には古井戸跡(水の手)と思われる場所がある。 案内板が付いてはいたが、表面が風化しており解読不明だった。 実は本曲輪から北は未だ見ていなかったのである。 北には緩やかな尾根が続いており、それを防御すべく3回も掘られた堀切がある。 公園化されたためにユルユルの上に土橋まで設置されていた。 できれば原型を留めていてほしかったのだが・・・。 こんな感じでじっくりと遺構を観察させていただいた。 やはり城館跡は2度3度訪問するごとに良い部分が見えてくるので嬉しい。 そのご旧大間々町立図書館へ向かい資料集めをしてしまったのであった。 つづく [0回]PR