水子陣屋(埼玉県富士見市) こちらも数年ぶりの水子陣屋である。 水子陣屋の上の台地は、今も畑があったりして実にのどかな光景を残している。 自分としてはこういうのどかな光景の中、城館探訪するのが好きなのだが・・・ 台地の末端部分を通る道。 水子陣屋があったであろうこの台地の末端部分は住宅が建ち並び、遺構の残っている気配が感じられない。 台地の上から北東方面を眺めた所。 木々が視界を遮って見通し悪いが、比高差5m程のこの高さがあれば新河岸川沿いの眺望も良かった事だろう。 「城ノ腰」と呼ばれる地域は、残念ながら国道254バイバス(浦所バイバス)が通過しているので削られてしまっている。 最近お気に入りの『迅速測図』を見てもこの辺りは民家が密集していた所で、遺構はあまり期待できない様子だった。 都市化が進むと遺構の喪失した城館跡が多くなってくる。 気分的には萎えてくるけど、残っている遺構を見た時の喜びは大きくなる。 そんな事で段々調査地域が都心に近くなるが、調査していきたいものである。 [0回]PR