Kiteが心悩ませる 海道・貝戸・街道・・・みんな「垣戸」に通じる地名。 ここまで「かいと」って言ってると凧のKiteを思わされてしまう。 特に急上昇調査範囲になりつつあるのが「○○貝戸」。 この貝戸の地名が付く場所は、いずれも現在宅地になっている所ばかりである。 人の住みよい地形は当然中世期にも館跡のあった可能性がある訳で、隠れた城館跡があった可能性がある。 とある山間部の地名にこの貝戸が多く所在し、山間部にあるにも関わらずいずれも斜面に人が住んでいたのは個人的に驚いている。 内手(打ち出)に比べたら攻撃的印象より防御的印象が強い。 また「○○ヶ谷戸」に比べても堂々と建物を建てていた印象が強い。 「城」と「館」の明確な区切りが無いのと同様に、屋敷地も明確な線引きはないのであろう。 でもここまで語源として共通していたという事は当時から使われていた可能性もある訳で、この辺りはどういう使い分けしていたのかも気になってくる。 それが身分階級や使用用途に準じるものであれば、その居住者の身分や用途を見分ける良い機会になるのではと思っていたり。 今は疑問符付きの貝戸。 これからそれを明らかにする資料が見つかるといいな。 [1回]PR