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平賀城(長野県佐久市)

まだ霧の晴れぬまま、平賀城を目指す事にした。
雰囲気的にこのまま晴れそうなので、問題なさそうである。

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一応平賀城方面を撮影しているが・・・まったくわからん。
地図を見てより楽に城に探訪できる方法を考える。
すると北麓の正安寺の脇に林道がある事を発見し、なるべく上まで車で行く事にした。

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こういう目印もない道だと車のカーナビが絶大な効果は発揮する。
今度ポータブルGPSでも欲しいものだ。
って事で平賀城に一番近いポイントに到着。
林道にいながらにして、既に堀切が見えるのが嬉しい所。

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ちょっと入るだけで曲輪の出てくるこの幸せ感。
それにしてもよく削ってあって、まがい地巡りばかりの自分にはたまらない遺構である。

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しばらく歩いていくと、長野県教育委員会お手製の標があった。
それによると搦め手(裏口)だったようで、そこにはしっかり削平された腰曲輪があった。

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なんというグレイツな道。
頭上は本曲輪があり、一歩でも道を踏み外せば転落する。
さすが搦め手だけあり、守りは堅い。

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そこからすぐに本曲輪にたどり着いた。
依然として霧がかかっていてはっきりしてないが、見晴らしは良さそうな場所である。

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しかも東屋まで設置されているゴージャスさ。
埼玉県の山城でも数城しかない東屋がこんなあっさりと置かれているあたりに長野県のレベルの高さを感じさせられる。
(ただ単にハイキングコースなのかも知れないが)

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しかも厠付きという!!
だが・・・ここで用を足すにはちょっと出てきそうで怖い。
東屋(寝床)があり、厠(トイレ)ありと来れば水の手を完備すれば城で生活できそうだ。

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石碑および解説板は三の曲輪にある。
大手口から来たらここで感動を味わうのであろうが、こちらは先ほどの厠ですでに感動させていただいている。
この先にも遺構があるのかも知れないが、戻ってくるのが億劫になりそうなのでこのまま搦め手に戻る事にした。

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段々霧が晴れて、朝日が城内を照らすようになってきた。
最初霧が出ていてどうなるかと思っていたが、霧越しに照らされる朝日がなんとも美しく見えた。
その幻想的な光に照らされて、城の遺構がより美しく感じられてしまうのであった。

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ちなみにこちらが晴れた平賀城。
林道が設置されていてくれたお陰で楽々城館探訪させてもらった。


場所

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