愛車謝恩城館探訪 その8(最終回) 充実した東毛の城館跡を堪能する本日の探訪もいよいよ最終地になる。 大胡城をリストに入れられなかったのは残念だったが、後日やってくる新車に再訪の役を譲る事にする。 最終地に選んだ場所は旧赤堀村にある、あの赤堀城である。 ●赤堀城(群馬県伊勢崎市) 上毛電鉄膳駅の脇を通過し、南下するだけで赤堀城に着く事ができる。 だが、ここは地元車の抜け道らしく、群馬ナンバーの車に何度も煽られる羽目に・・・。 折角いい所に住んでいるのだから、もう少しゆったり走って欲しい所である。 ここも数年ぶりなので、駐車場所を忘れた。 確か路上駐車したと思ったので、今回も道幅のある場所(運良く駐車禁止区位置でなかった)に車を停め、城館探訪に赴く。 近くの交差点には赤堀氏に関わる事を記した石版がある。 交通量がやや多い所なので落ち着かないが、赤堀城を楽しむ上でここで予備知識を入れておく。 民家の間の道を抜けていくと結構広い赤堀城の堀跡を見る事ができる。 この城は東に鏑木川、西に粕川に挟まれた場所で、 南は両川の合流地点という事もあって北のこの場所に堀を築く事により、 理想的な防衛ラインを構築するに至っている。 鬼門の方角である北東には折をつけた土塁が構築されている。 (写真は折を外側から撮影している) こういう城館遺構を見るだけで、城主がいかなる性格の持ち主なのかが分かるのが城館探訪の楽しみでもある。 赤堀城の折の付いた土塁の脇は切り崩されている。 その切り崩された付近に最初の写真にある案内板とこの碑が設置されている。 他に付近に石造物もあり。 それにしてもデカい土塁である。 もうよじ登る気もなかったが、この天晴れな土塁を見れたので満足なり。 本曲輪の現状は見事な耕地になっている。 以前訪れた時は早朝の朝6時で、すでに畑の持ち主の方が畑仕事に精を出してらしたのが印象であった。 流石に今回は日没前なのでいらっしゃらないご様子。 それにしても見事な堀の幅である。 前回は土塁の大きさにばかり圧倒されていたが、今回は土塁と併せて作られた堀にも注目してしまった。 考えを変えればそれだけ我が視点が変わって来たという事であろう。 かくして本日の城館探訪の日程を全て終える事ができた。 夕刻は交通渋滞があるので、日暮れと共に仮眠するのが我が流儀であったりする。 そして帰宅ラッシュの終わった頃に、空いてる道路を疾走して帰るという訳である。 城館探訪でこの車に仮眠するのは今回が最後で、しっかりと睡眠を取る事ができた。 それにしても群馬の城館跡は案内が多く、城館探訪初心者にも安心できる城が多いのがいい。 今回訪れた城はそのごく僅かなので、またあの群馬の城館跡に訪れたいという欲が沸いてくる。 最後に十数年もの間、城館探訪ならびに日常でお世話になった愛車に改めて御礼を言いたい。 まだまだ心残りがあるが、今まで本当にありがとう!! おわり [0回]PR